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2020.03.24 Tuesday
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アルバーツラントはコペンハーゲンの大都市圏計画の一環としてつくられたニュータウンである。都市計画関係者には有名なフィンガープランと呼ばれるコペンハーゲンを中心として5方向に都市軸を延ばして都市の拡張を図る計画が策定されたのが1950年代。この都市軸に沿って、5本の鉄道が整備された。アルバーツラントはコペンハーゲンから西に15キロメートルほどのところにある。郊外鉄道B線の沿線にあり、人口は3万人程度だ。面積は23キロ平米。品川区と同じくらいだから決して大きくはない。そして、そのうち市街地面積は35%だけであり、65%が緑地となっている。駅を中心として市街地は集約されており、周縁部が緑地となっているが、東部は隣の自治体と市街地が連担している。計画は急ピッチで進められ、ある時にいきなり2000戸の住宅を擁する都市が出現したのである。当時の都市計画理論の理想を幕の内弁当のように詰め込んだニュータウンである。(berkeley さんのブログ「アーバン・ダイアリー」)