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2020.03.24 Tuesday
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アスプルンドは、ストックホルム市から依頼されて公共図書館の設計条件を決める役割を担い、設計競技の要目を作っていたが、建築委員会は、この仕事が進むにしたがって、アスプルンドこそ、最も適した建築家であると気が付いて、彼に依頼することに決定したという。(『ストックホルムの建築』小川信子)
エリアス・コーネルによれば、「たとえ中庭に立って高塔を眺めていても、湖水のかもし出すきらめく様な雰囲気をなんとなく感じることができる。そしてひとたび、前へ進めば、湖は自然と目にとびこんでくる。言いかえると、まさに歩いた瞬間に、湖水の姿と次々に変化するリズムをもった、あたりの新鮮な雰囲気が伝わってくるのだ」(『ストックホルムの建築』小川信子)
「地盤が悪く、教会建築の立地としては条件の悪いこの場所で、五人の建築家が招かれて提案を行ったが、レヴェレンツを除く全ての建築家が周囲の自然に君臨する様なそびえ立つ教会を描くなかで、一人レヴェレンツは、白樺の林の中に沈み込む様な教会堂を提案したのだった。」(『ストックホルムの建築』外山義)