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セガンティーニ展

 今日11月26日の土曜日は、「セガンティーニ展」を観に、新宿の損保ジャパン東郷青児美術館に行ってきた。


アルプスの真昼

 先週のロートレック展と同様、事前にNHKの日曜美術館で予習していたので、観どころは押さえてあった。特に居住地が変わるとともに画風が変わっていくのがよく分かった。私のお気に入りは、なんと言っても、「アルプスの真昼」。この絵を描いたサヴォニンに住んだ頃の明るいアルプスの絵が一番いいと思った。土曜日のわりにすいていたので、独自の色彩分割技法のディテールを間近にじっくりと観られたのもうれしかった。

 セガンティーニ展をゆっくりと見過ぎたため、会場を出るときはアップル・ストアの予約時間を過ぎてしまったいた。液晶に不具合が生じたiPadをみてもらうため、明日、また出直さなければならない。

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まいじょ * 美術 * 20:53 * comments(1) * trackbacks(0)

ロートレック展

 今日、日曜日(11月20日)は、「トゥールーズ=ロートレック展」を観に、三菱1号館美術館に行ってきた。昨日とは打って変わって、小春日和のいい天気だった。

ロートレック展

 NHKの日曜美術館で予習していたこともあり、有名なムーラン・ルージュのポスターなど、想像していたとおりだった。デッサンが上手なのには驚いた。浮世絵の影響を大きく受けていることもみてとれた。

三菱1号館

 復元された三菱1号館(オリジナルの設計はコンドル)。イギリス人建築家コンドルの兄弟が画家でパリに暮らし、ロートレックとも親交があったらしい。音声ガイドの音楽はドビュッシーやサティなど、ロートレックと同時代のフランスの音楽だった。コンドル設計の建物でロートレック展が開かれたのも何かの縁かもしれない。

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まいじょ * 美術 * 20:58 * comments(0) * trackbacks(0)

サンクト・フィル

 11月1日は、サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団の来日公演を聴きに、サントリーホールに行って来た。

サンクトペテルブルク・フィル

 もちろん、お目当ては庄司紗矢香のソロによるメンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲」である。3年前の来日公演をテレビで観たが、ほとんど目をつぶったまま演奏する庄司紗矢香が、時折、テルミカーノフを見つめる時の信頼のこもった目が妙に印象に残った。席は、前から4列目の右端。オケの全貌をみることはできないが、指揮者越しに庄司紗矢香をみるには絶好の位置だった。
1 ロッシーニ「セビリャの理髪師」序曲
2 メンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲」
encole
バッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ」第2番から「サラバンド」
3 ストラヴィンスキー「春の祭典」
encole
エルガー「ニムロッド」

 プログラムに庄司紗矢香のインタビューが掲載されていたが、その中で彼女は「テルミカーノフ氏の指揮は魔術です。音楽が常に生命を持っていて、ノーブルです。共演していて音楽のケミストリーを感じます」と語っていた。テルミカーノフの指揮は本当にユニークで、指揮棒を使わないところはゲルギエフと同じだが、ゲルのエネルギッシュさとは対局にある省エネの指揮で、必要のないところは振らないようにしている風だった。
 圧巻は、メンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲」だ。ソリストとオーケストラと指揮者が全幅の信頼を寄せ合って初めて成立するような、豊かで暖かみのある演奏であった。
 アンコールのバイオリンソロ「サラバンド」がまた凄かった。東日本大震災の犠牲者への追悼の気持ちを込めたのであろうか。音楽が東北の海に届いていくような気がした。楽団で最年少と思われる若い女性バイオリニストが、身を乗り出すようにして庄司紗矢香のバイオリンを聴き入っていた。
 「春の祭典」は騒々しくてあまり好きではないが、アンコールの「ニムロッド」はメリハリがあってコンサートが引き締まった。
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まいじょ * 音楽 * 10:40 * comments(0) * trackbacks(2)
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