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オペラ「カラ兄」あらすじ #13

オペラ「カラマーゾフの兄弟」のあらすじの第13弾。

大審問官と放浪者
 写真は、大審問官(右:ミハイル・キット)と放浪者(左)(写真出典:visualrian)。

第13場 ハレルヤ!
 中世の街の広場。
 葬列が教会に近づいている。大審問官は離れたところに立っている。祈りを捧げる子供の聖歌隊の声が聞こえる。
 ミーチャの声も聞こえる。「殺したいと思った。身に覚えがある。」
 男性の声。 「引退した名ばかり顧問の殺人事件の裁判が始まる」
 放浪者は広場の中央に現れる。人々は彼が誰か分かっている。彼は静かな同情の微笑をうかべ、教会の入口に向かっていく。死んだ少女の母親は、子供を生き返らせてほしいと願って、彼の足下にひれ伏す。
要約:ユーリー・ディミトリン
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まいじょ * オペラ * 21:57 * comments(0) * trackbacks(0)

オペラ「カラ兄」あらすじ #12

オペラ「カラマーゾフの兄弟」のあらすじの第12弾。

火刑の十字架
 写真は、火刑の十字架が準備されるシーン(第16場)(写真出典:visualrian

第12場 銅の杵
 グルーシェニカの家。
 マリア・コンドラティエワが断ったのに、ミーチャは家に押し入った。「彼女はどこにいるのだ?」「旦那さま、私は存じません。」「グルーシェニカが老人のところに行ったのなら、奴をハエのようにたたき殺してやるぞ!」
 ミーチャは各部屋のドアを開けると、元に戻り、テーブルの上の乳鉢から杵をつかんで、走って出て行く。
要約:ユーリー・ディミトリン
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まいじょ * オペラ * 23:55 * comments(0) * trackbacks(0)

オペラ「カラ兄」あらすじ #11

オペラ「カラマーゾフの兄弟」のあらすじの第11弾。

兄弟
 写真は、オペラ「カラマーゾフの兄弟」のポスター、パンフレットなどに使われたイメージ写真。左からドミートリー、スメルジャコフ、イワン、アリョーシャ。スメルジャコフだけ微妙に服の色が違う。

第11場 彼女はナイフを手にしないだろう(アリョーシャの祈り)
 アリョーシャが一人でいる。「神よ、彼女を見てください。ここに来たときは邪悪な心が見えましたが、今や宝物のような慈愛の心が見えます。彼女はすべてを許し、すべてを忘れて、泣いています。彼女はナイフを手にしないでしょう!」
要約:ユーリー・ディミトリン
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まいじょ * オペラ * 22:37 * comments(0) * trackbacks(0)

オペラ「カラ兄」あらすじ #10

オペラ「カラマーゾフの兄弟」のあらすじの第10弾。

火刑の十字架
 写真は、火刑の十字架が準備されるシーン(第16場)(写真出典:visualrian

第10場 モークロエからの馬車
 グルーシェニカの邸宅。
 美しく着飾ったグルーシェニカは、彼女の昔の恋人で、よりを戻しにきた官吏を心配そうに待っている。
 ドアがノックされた。マリア・コンドラティエワがアリョーシャを連れて部屋に入ってきたが、彼はミーチャを探してここに来たのである。グルーシェニカは口で言い表せないほどこの訪問を喜んだ。アリョーシャをテーブル席に座らせ、シャンパンを勧め、彼の膝にのった。「アリョーシャ、今日は私にとって特別な日なの。私の官吏、そう私を苦しめた人が来るの。たぶん、今日、私は彼にナイフを向けるわ。ねぇ教えて、私、彼を愛しているのかしら?」
 モークロエから馬車が到着し、マリア・コンドラティエワはあわてて手紙をもってきた。グルーシェニカは大急ぎで手紙をとると、「彼がやってきて、口笛で私を呼んだら、私は打たれた犬のように彼のところへ這っていくわ! グルーシェニカは新しい生活に向かって飛ぶのよ」
要約:ユーリー・ディミトリン
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オペラ「カラ兄」あらすじ #09

オペラ「カラマーゾフの兄弟」のあらすじの第9弾。

ニコライ・ガシエフ
 写真は、フョードル・パーヴロヴィチ役のニコライ・ガシエフ(テノール)(写真出典:マリインスキー劇場のホームページ

第9場 苦さの中に甘さがある! (フョードル・パーヴロヴィチの独白)
 フョードル・パーヴロヴィチが一人でいる。「いや、いとしいミーチャ ・フヨードロヴィッチ。 1ルーブルだって渡すものか。わしはあと20年くらい生きたいと思う。わしは邪悪な人間になってやる。それには金が要るのだ。苦さの中に甘さがある! 苦さの中に甘さがある!」
要約:ユーリー・ディミトリン
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オペラ「カラ兄」あらすじ #08

オペラ「カラマーゾフの兄弟」のあらすじの第8弾。スメルジャコフとマリア
 写真は、スメルジャコフ(アンドレイ・ゾーリン)とマリア・コンドラティエワ(タチヤナ・クラヴトソヴァ)(写真出典:ITAR-TASS

第8場 知識人と話すのは面白い
 ギターをもったスメルジャコフとマリア・コンドラティエワはフョードル・パーヴロヴィチの家の前のベンチに腰掛けている。スメルジャコフは感情を込めて「どんなに苦労しても、都に行って生活を楽しもう!」と歌う。
 そこにイワンが現れる。マリア・コンドラティエワはそそくさと立ち去る。
 「どうして、あなたは出発しないのですか?」とスメルジャコフはイワンに尋ねる。イワンは意味がわからず「なぜ私に出発した方がいいというのだ?」「出発させたい訳が何かでしょう?」「出発させたい訳が何だというのだ? おまえは変なことをいう奴だ」
 シルクハットをかぶった悪魔はベンチから立ち上がる。その瞬間、イワンのまなざしは悪魔にくぎづけになる。悪魔はあざけり笑い、顔を赤くする。イワンはすぐに出発する。スメルジャコフは悪魔に言う。「知識人と話すのは面白いですね。」
要約:ユーリー・ディミトリン
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オペラ「カラ兄」あらすじ #07

オペラ「カラマーゾフの兄弟」のあらすじの第7弾。

フョードル、アリョーシャ、ドミートリー
 写真は、左からフョードル(ニコライ・ガシエフ)、アリョーシャ(ウラジスラフ・スリムスキー)、ドミートリー(オレグ・バラショフ)(写真出典:ITAR-TASS

第7場 客間での苦悩
 カテリーナ・イヴァーノヴナと地主のホフラコーワ、イワンは、ホフラコーワ邸にいる。そこにアリョーシャが入ってくる。
 カテリーナ・イヴァーノヴナは、昨日受けとったミーチャが酔って書いた手紙について彼に言う。「彼がそんな…生き物と結婚するのなら、私は彼をあきらめます! 彼が不幸せになったら、その時彼が私のところに戻ればいいの。」とカテリーナ・イヴァーノヴナは決意を語る。
 「他の誰も間違うことがありうるが、あなたは正しい。」とイワンは同意する。「アリョーシャ、カテリーナ・イヴァーノヴナは決して私を愛していなかった! 彼女は、ミーチャの侮辱に対し復讐しようとしただけなのだ。でも、お分かりですね、カテリーナ・イヴァーノヴナ、あなたの信頼の大きさを彼によく考えてもらう必要があります。さようなら!」
 カテリーナ・イヴァーノヴナの住まいを出たイワンの方に向かって、イワンと同じような服を着た元気な者(悪魔)がいた。まもなくイワンにお辞儀をし、シルクハットをとって、小さな姿をさらけだした。
要約:ユーリー・ディミトリン
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オペラ「カラ兄」あらすじ #06

オペラ「カラマーゾフの兄弟」のあらすじの第6弾。

フョードルの家
 写真は、フョードルの家で食後のコーヒーを飲んでいるところ。フョードルは「神は存在するのか」の問いをイワンとアリョーシャにぶつける。(写真出典:ITAR-TASS

第6場 コニャックを飲んで
 フョードル・パーヴロヴィチの家。
 使用人グリゴーリーとスメルジャコフは彼らの主人の世話をするが、主人は息子のイワンと一緒に昼食を終え、コーヒーを飲んでいる。
 アリョーシャが現れる。
 信仰についての議論が始まる。フョードル・パーヴロヴィチが聞く。「イワン、教えてくれ。神は存在するのか?」「いいえ、存在しません。」「アリョーシャ、神は存在するのか?」「はい、存在します。」フョードル・パーヴロヴィチが聞く。「では永遠の生命というものは存在するのか?」イワンは答える。「永遠の生命は存在しません。」
 玄関先の方から騒々しい物音や甲高い声がして、ミーチャが部屋に入ってきた。「彼女をどこに隠した! 彼女がこの家に来るところを私は見たのだ!」ミーチャは、グルーシェニカを探して、他の部屋にも押し入る。情熱で震え、フョードル・パーヴロヴィチは彼のあとを追う。「グルーシェニカがここにいるって?」 彼は肯定的に答える。
 元の部屋に戻り、ミーチャは老人の髪をつかみ、体を床に投げつけ、激しくなぐった。弟たちは兄を引き離した。イワンは大声でどなる。「気でも狂ったのか! 殺すところだぞ!」 「殺しはしない。でもまた殺しに来るからな。」血まみれの父親に対し「おまえを呪う。おまえとは縁を切るからな。」と言いながら、ミーチャは立ち去る。
 フョードル・パーヴロヴィチはアリョーシャにいう。「アリョーシャ、わしはイワンが恐ろしい。他の何よりもイワンが恐ろしい。」
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オペラ「カラ兄」あらすじ #05

オペラ「カラマーゾフの兄弟」のあらすじの第5弾。

マリインスキー劇場の玄関
 写真は、マリインスキー劇場の玄関。軒先に「カラマーゾフの兄弟」の文字がある。

第5場 何のために?(ミーチャのアリア)
 ミーチャが一人残っている。
 「死ぬしかない。全て失ってしまい、死ぬしかない。なぜ草原には何もない? なぜ人々は貧しいのだ? なぜ子供は飢えているのだ? 私はグルーシェニカとその美しさを見た。しかし、それは失われてしまった。美しさは手に負えないものだ。何のためにか。どうしてなのか」
要約:ユーリー・ディミトリン
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オペラ「カラ兄」あらすじ #04

オペラ「カラマーゾフの兄弟」のあらすじの第4弾。

Vladimir Moroz as Alyosha
 アリョーシャ役のウラジミール・モロス(写真は、マリインスキー劇場のホームページより)

第4場 二人はともに
 アリョーシャはカテリーナ・イヴァーノヴナを訪ね、ミーチャとの関係がこじれたことや、彼女の金を兄がグルーシェニカと飲み騒ぐことに使ってしまったことを彼女に伝えた。
 驚いたことに、カテリーナ・イヴァーノヴナは隣の部屋からグルーシェニカを連れてきて、二人は決してライバルではないと言った。
 グルーシェニカはある官吏と長い間恋人であったが、その男は彼女を捨てて別の女と結婚した。ところが、男は再び独身となり、彼女によりを戻しにきた。
 二人の婦人は、アリョーシャをはさんで、あらゆる方法を使って、それぞれが感じていることを互いに説明した。
 感謝の気持ちから、カテリーナ・イヴァーノヴナはグルーシェニカの手にキスさえした。彼女も同様に応えるつもりであるかのように思えた。
 だが、突然の嘲笑とともに、彼女はカテリーナ・イヴァーノヴナの全てを否定する。「あなたったら、なんて上品な方なのかしらね。私、あやうくあなたの手を取るところでしたわ。こんなこと、ミーチャに話したら、彼、どんなにおかしがるかしら。」
 カテリーナ・イヴァーノヴナは激怒する。グルーシェニカは笑いながら立ち去る。カテリーナ・イヴァーノヴナは、泣きながら痙攣し、耐えている。
要約:ユーリー・ディミトリン
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