一昨日、12月8日(金)は、
Antonio Carlos Jobim の命日ですが、これにちなんで開かれた、
上田力とナンダ・ノヴァの「
Jobim My Love」40thを、新大久保「
Space DO」で聴いてきました。
37th、38thに続き、私にとっては3回目となりますが、これまでで最高に盛り上がったライブでした。
パーソネルは、ナンダ・ノヴァのメンバー、上田力(key)、池田雅明(trombone)、松崎義一郎(fagot)、古屋栄悦(b)、吉田和雄(ds, perc)、黒沢綾(vo)。これに今回のスペシャルゲストとして、前田有文子(fl)、鬼武みゆき(p)の2人と、さらに下記の8人によるホーン・セクションを加えた超豪華メンバーでした。
《MASA HORNS》
内田日富、小林稔、渡辺亮:Trombone
萱生昌樹、橋爪亮督:Sax
田中哲也、羽毛田耕士、伊勢 秀一郎:Trumpet
《曲目リスト》
01 - Chovendo na Roseira
02 - Ela E Carioca
03 - Samba de Uma Nota So
04 - Garota de Ipanema
05 - Insensatez
06 - Stone Flower
07 - Zingaro
08 - Samba de Uma Nota So
09 - Desafinado
10 - A Felicidade
11 - Piano Na Mangueira
12 - Jobim My Love
前半のハイライトは、松崎義一郎さん、前田有文子さんのご夫妻によるファゴットとフルートのデュオによる「Samba de Uma Nota So」と「Garota de Ipanema」の2曲です。ボサノヴァって、フルートがよく似合いますね。セルジオ・メンデスがフルートをとても効果的に使っていたのを思い出しました。
7曲目からの後半は、《MASA HORNS》が加わって、ちょっとしたビッグバンド風のジョビン・サウンドを堪能できました。ホーンの皆さんは、池田雅明さんのお仲間ですが、一流のミュージシャンばかりです。命日に、こんなに盛り上がった演奏が聴けて、天国のトムも楽しんでくれたことでしょう。
この日のライブの圧巻は、鬼武みゆきさんのピアノが入った「A Felicidade」でした。いきなり超絶技巧のピアノソロから始まって、ホーンセクションが次々とからんでいく上田力さんのアレンジは絶妙でした。
異なる楽器が加わることによって、サウンドの幅がひろがり、アレンジの巧みさも活かせますので、年に1回くらいは今回のような拡大セッションがあると楽しみですね。その時は、もう少し大きな会場にした方がいいかなと思いました。
次回ライブは、3月25日の予定です。