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ライト(9) 落水荘

Falling Warter

巨匠建築家 フランク・ロイド・ライト.jpg
フランク・ロイド・ライト [DVD]


ナレーション
 弟子にはデパートのオーナー、カウフマンの息子もいた。彼はすぐに建築をやめた。しかし彼の父親はライトに魅了され、1934年、家族が過ごす別荘の設計を依頼した。そばに滝があった。場所はペンシルバニア州のベア・ラン。岩と木の位置を描き示した綿密な敷地計画書をライトは弟子に作らせた。そして何もせずに3カ月が経過。
エドガー・ターフエル(ライトの弟子)
エドガー・ターフエル.jpg
 考えがはっきりするまで彼は描かなかった。「仕事は?」と聞いても「そうだな」と立ち去るんだ。ある日突然カウフマン氏から電話が入った。

ナレーション
 それほど遠くないミルウォーキーからだった。

エドガー・ターフエル(ライトの弟子)
 「どうぞ。お待ちしています」とライトは電話を切った。数時間後に顧客が来ることになった。だが1本の線も引いていない状態だ。すると彼は座って描き始めた。まずは1階の図面だ。そして全体のつながりを描いた。川を渡るための橋だけでなく、滝の場所も書き加えた。そしてバルコニーのある2階の図面を描いた。彼は「橋を架ける予定だからカウフマン夫妻は寝室や家から出てすぐピクニックができる」と言った。「最上階は子供部屋だ」それから全体の断面図を描いた。これを見れば建物の高さなどが分かる。我々は描き続ける彼に鉛筆を渡した。ライトは鉛筆を折りながら、付けた色をぼかした。誰かが部屋に来ると「静かに」と追い払った。仕事中は部屋に入ってはいけない。それから彼は家全体の立面図を描き始めた。彼は大きな図面を描いた。通常はもっと小さい。だが彼のは大きかった。そして木を加えた。木や岩の位置を覚えていたんだ。すべてを書き終えた時、秘書が入って来て言った。「カウフマンさんが到着しました」ライトは立ち上がりカウフマンの方に歩み寄った。そして手を差し出し爐待ちしてました瓩噺世辰拭

ナレーション
 落水荘と名付けられた建物は、世界で最も有名な住宅のひとつになった。それを3時間で描き上げたのだ。

落水荘パース.jpg
落水荘 透視図

ロバート・A・M・スターン(建築家)
ロバート・A・M・スターン.jpg
 「どこにずっといたいか」と彼は顧客に尋ねた。答えは滝の上の岩だった。彼はそこに家を立ててしまった。岩はほとんど見えないんだ。虫に刺されながら下に降りると、その建物をみることができる。最高傑作だ。

ポール・ゴールドベルガー(建築評論家)
ポール・ゴールドベルガー.jpg
 落水荘はその景観に見事なまでに調和している。何もない平坦な草原ではなく、それは岩の上に建てられた。建物の後ろではスラブが岩にしっかり固定されている。滝の上にある板はほとんど見えない。足元には水が流れる。宙に浮いているような感じだから、危ないと思うかもしれない。足元に流れる水に落ち着かない気持ちになる。本当に驚くべき家だ。家が滝の上に浮いている。素晴らしい構造と空間に信じられない安らぎが存在している。複雑な構成は見事なまでに完ぺきだ。歩いてみれば分かる。カウフマンのようにね。彼はヨーロッパの若手建築家に建築とは何かを示したんだ。彼らの考えと自分の考えを組み合わせ、誰にも作れなかった最高傑作を生み出した。

落水荘.jpg
落水荘

フィリップ・ジョンソン(建築家)
フィリップ・ジョンソン.jpg
 彼は陸屋根を嫌っていたがうまくそれを使って見せた。そこで彼は思ったんだ。「陸屋根も使えるじゃないか」そして成功した。ライトなら大きな正方形の家も作れる。高さが240センチでもね。私にはやり方は分からないよ。

ポール・ゴールドベルガー(建築評論家)
 素晴らしい建築や芸術というものは、言葉では表せない境地へ我々を連れて行ってくれる。落水荘やシャルトル大聖堂もそうだ。心を捉えて離さない経験というものは、決して言葉にはできない。建築と言葉で生きてきたが、言葉では表せないものがある。落水荘を見た時もそうだった。初めて落水荘を訪ねた時だ。その建物を見上げた私は歌いたくなった。じっとしていられない感じだ。どんな表現も当てはまらない特別な雰囲気だ。

落水荘夜景.jpg
落水荘 夜景
まいじょ * ドキュメンタリー * 10:26 * comments(0) * trackbacks(0)

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