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ライト(2) 世界に立ち向かう真実

Truth Against the World

巨匠建築家 フランク・ロイド・ライト.jpg
フランク・ロイド・ライト [DVD]


ナレーション
 フランク・リンカーン・ライトはウィスコンシン州で1867年6月8日に生まれた。南北戦争が終わった2年後である。「お前の誕生は運命的だった」と語る母アンナは、ライトが建築家の巨匠になる運命にあると信じていた。彼にもそう信じ込ませた。
ヴィンセント・スカリー(建築史家)
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 母親が彼の生きる道を決めた。妊娠した時に、男児で将来建築家になると決めていた。妊婦の彼女は自分の部屋に大聖堂の彫版を置き、ライトが生まれるとその彫版を彼の部屋に移した。

ナレーション
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幼年時代のライト

 ライトの幼年時代は混沌としていた。両親が不仲だったからである。彼の父ウィリアム・ライトは、魅力に溢れ、音楽家や教育者、政治家、牧師と様々な肩書を持っていた。しかし、定職に就くことはなく、妻の大望を満たす収入を得ることはできなかった。夫にひどく失望したアンナ・ライトは、ひとり息子を崇拝し愛情を注いだ。彼女にとって彼は子供というより夫の代わりに夢を実現させる存在だった。彼女は息子に積木遊びを熱心に薦めた。

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父 ウィリアム・ライト

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母 アンナ・ライト

メリル・セクレスト(伝記作家)
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 ライトは度々「あのような母をもって幸運だ」と言った。彼女は理想の母親と言えるわ。いつも息子の味方だった。

ナレーション
 ライトは11歳の頃から毎年夏になると、親戚のいるウィスコンシン州の農場で働いた。ロイド・ジョーンズ一家はウェールズ出身で、急進的なユニタリアン派だった。一家は深い敬神や極端に真面目なことで有名であり、モットーは「世界に立ち向かう真実」だった。

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ロイド・ジョーンズ一家の農場(のちのタリアセン)

 ライトの父は職を求めて家族同伴で各地を転々とし、マディソンに辿りついた。だが両親の仲は悪くなる一方だった。1884年、母アンナは夫に対し寝室を別々にすると告げた。父ウィリアムは離婚を申請し、家を出た。母親に味方したライトは、ミドルネームを「ロイド」に変更し、父親には二度と会わなかった。
まいじょ * ドキュメンタリー * 14:30 * comments(0) * trackbacks(0)

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