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ライト(1) 第1部イントロダクション

Introduction

巨匠建築家 フランク・ロイド・ライト.jpg
フランク・ロイド・ライト [DVD]


フランク・ロイド・ライト
 父にシンフォニーは音の建築物であると教えられた。建築と作曲は同じ思考で行われることを学んだ。それからはベートーベンを聴くようになった。彼は偉大な建築家だった。作曲家は構想を練って編曲し、それと同じ思考で建築家は図面を描き、建てるのだ。
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ウィリアム・クロノン(歴史家)
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 フランク・ロイド・ライトを表すのに最適なエマソンの言葉がある。
「精神は自身の家を築き、家の向こうに世界を築く。そして世界の向こうに天を築く。世界は自身のために存在する。君自身の世界を築きたまえ。」
 天才的な芸術家が世界を手にし、思い通りに創り直す。ライトはまさにそんなビジョンを持っていたんだよ。

フランク・ロイド・ライト
 我々は建築を通じて将来の文明化に貢献する。私が望む建物とは周りの環境に溶け込んで、景観を美しくするものだ。誰もが平穏でゆったりと、快適に過ごせる、住人に合った家作りをしたい。

ナレーション
 ライトはアメリカ史上で最も偉大な建築家である。70年以上にわたり国民に新しい建築方法を示し、世界に目を向けさせた。アメリカ最大規模の建物から小住宅まで幅広く手掛けた。銀行、店舗、リゾート、教会など、彼は何でも設計した。ガソリンスタンドやシナゴーグ、そして美術館からビアガーデンまでも。

フィリップ・ジョンソン(建築家)
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 会話をした時に彼は天才だと気付き、仕事を見て更にそう思った。上手く言えないけど、天才と出会ったときはその人の仕事や人格にグッとくるんだ。彼の場合は両方だ。彼のことはもちろん嫌いだった。当然さ。彼は凄すぎたからね。憎しみや嫉妬、妬みや誤解と、いろんな感情が混ざっていた。彼はとにかく才能に溢れていた。

ナレーション
 ライトは称賛され、冷笑され、忘れられた。そして再び讃えられた。アメリカ史上で最高の称賛を浴びた。

メリル・セクレスト(伝記作家)
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 彼の並外れた個性や偉業に人々は畏敬の念を抱いた。彼のような天才には滅多にお目にかかれないから。その一方で、ひとりの人間としての彼は、感情を抑制できなくて、同じ人間とは思えなかったわ。

ナレーション
 ライトは建築の仕事や生活面であらゆるルールを破った。悪名高く、予測不可能な彼は論争の的だった。
自身の天才ぶりを豪語して敵を憤慨させ、友人を当惑させた。度重なる女性スキャンダルで仕事を失い、私生活でも悲劇に襲われた。そんな中でも新しい建築方法を追求し続けた。製図者から見たライトは驚くほど生き生きしていた。

ブレンダン・ギル(作家)
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 常に脚光を浴びていないと気が済まない性格だった。現在の国内最高の建築家と評されたとき、彼はこう言った。
「現存だと? 国内だと? 私は史上最高の建築家だよ。」
 彼は自分が世界で大成功することを知っていた。あるいは思い込んでいた。

ポール・ゴールドベルガー(建築評論家)
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 彼はやり手で、自己宣伝も派手だった。自分のことを脚色して話していたよ。それでも天才ぶりは健在だった。
我々が持つ建築に対する認識を一変させ、可能性を広げた。彼の才能は奥が深くて、後のすべての建築家に影響を与えた。自叙伝を脚色したり、名声に貪欲で、波瀾万丈の人生だったけど、そんなこと関係ないよ。彼は正真正銘の天才芸術家だった。

TVキャスター
 それでは今日の特集です。ライトのファンは彼を100年先をいく男と表現します。88歳になった今でも革新的な建物を設計しています。高層ビルの設計も手掛けました。先週、真面目な顔でこう言いましたね。
「あと15年あればこの国を立て直して変えられる」

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フランク・ロイド・ライト
 その通り。事実だからね。これまで769もの建造物を手掛けてきた経験から、色々な手の内があるし、国に多大な貢献ができると思う。自らを世界最高峰の建築家と称したとして非難されたが、それほど傲慢な発言ではないと思う。
まいじょ * ドキュメンタリー * 13:38 * comments(0) * trackbacks(0)

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