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めぐり逢い

 映画「めぐり逢えたら」で、劇中、テレビでやっていたこの映画を女性陣が涙を流しながら観ているのをみて、おかしくてしかたありませんでした。

 メロドラマといえば、「哀愁」が1940年で、舞台はウォータールー橋。「君の名は」がラジオが1952年、映画が1953年で、舞台は数寄屋橋。この「めぐり逢い」が1957年で、舞台はエンパイア・ステート・ビル。時間や空間を超えて、万国共通、女性というのは、本当にメロドラマに弱いのですね。

祖母の家
 それぞれ婚約者のいる独身の男と女が、豪華客船で出会います。男は、ケーリー・グラント(撮影当時52歳くらい)が演ずるプレイボーイ。顔と家柄はいいけど、これといった仕事もせずに、金目当てに女から女へ渡りあるく、ひどい男です。女は、デボラ・カー(同35歳くらい)が演ずる元ジャズ歌手で、金持ちのパトロンのおかげで贅沢な暮らしになじんでいます。

 互いに惹かれつつも、それぞれ婚約者がいることや世間の目もあって、ある一線を超えることができません。そんな二人が、相手のことを本気で思うようになったのは、ナポリに寄港したとき、男のおばあちゃんの家に二人で立ち寄ったときのことでした。

 ニューヨークに着く前夜、男は女に、経済的自立のために再び画家になる決意を語ります。二人は、半年後、エンパイア・ステート・ビルで会う約束となりました。

バレーの劇場
 約束の地での再会は果たせませんでした。でも、ふとしたことから、それぞれ元婚約者とのペア同士で再会します。
 それぞれ言いたいこと、聞きたいことはいろいろあるでしょう。でも、女は男に「ハロー」としか言えません。男も「ハロー」としか答えません。

 涙を誘います。

めぐり逢い
 最高に泣かせるところが、上のラストシーンです。
「画商の話じゃ、若い女性が僕の絵を気に入ったというんだ。何でも、僕の心が見えるのだと・・・。だから、タダであげた。画商が言うには、彼女は貧しい上に・・・」

 そこで、ケーリー・グラントは、絵を手に入れた若い女性が目の前のデボラ・カーであること、そして彼女の身体の不具合に、はたと気づいたのです。

 女でなくとも、この映画は確かに泣かせます。
JUGEMテーマ:名画




goo映画めぐり逢い
1957年 アメリカ
監督:レオ・マッケリー
IMDbAn Affair to Remember


まいじょ * 映画 * 23:55 * comments(2) * trackbacks(2)

コメント

トラックバックありがとうございます。
私もめちゃめちゃ涙腺が弱い1人です。
まだ、このケーリー・グラントとデボラ・カーのめぐり逢いを観ておりません。
しっとりと情感あふれているような・・そのうちDVDを捜してくるつもりです。
Comment by miwako @ 2005/11/21 6:30 AM
お久しぶりです。
私、この映画好きです。
デボラ・カー、美しいのに性格も良く軽い嫉妬を覚えたものです。所詮比べる対象ではないので、一時的なものでしたが・・
ケーリー・グラントのおばあさんとのやりとり、1枚の絵、「ハロー」のセリフなど、とても心に響きますね。

順番はやっぱり、「めぐり逢えたら」を先に見ました。
トムとメグはいラブコメのいいパートナーですよね。いい意味で安心して観れます。長髪のメグがとてもかわいい。
Comment by coo @ 2005/12/10 6:22 PM
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めぐり逢い

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