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翼よ!あれが巴里の灯だ

 原作は、1927年世界初の大西洋横断飛行に成功したリンドバーグの自叙伝で、ワイルダー監督はそれを忠実になぞるという了解のもとに映画化しました。
翼よ!あれが巴里の灯だ
 上の画像は、少し暗いですが、リンドバーグがようやくパリの上空に達し
「あれがパリの灯だ」

と叫び、夜のパリの街の灯りを俯瞰した眺めです。

 リンドバーグを演じたのは、ジェームズ・スチュアートですが、この映画では、なんだか生気がありませんでした。

 無名のリンドバーグは、大西洋横断飛行に成功したとたんに、神となりました。人類最大の偉業を成し遂げた男として崇められたのです。それから30年たっていた、この映画の製作当時でも、彼が世界的な英雄であることに変わりませんでした。

 神様=リンドバーグに遠慮したのか、ワイルダー監督は、いつもの彼らしいところがありません。せっかく使いたかった出発前の食堂のウェイトレスとのエピソードを自らボツにしてしまいます。
「いいかい、あのリンドバーグという若者、いい奴なんだ。ハンサムだし、その彼が今から・・・」
「知ってるわ。海の上を飛ぶんでしょう」
「そう。だが、あの空飛ぶガソリンは棺桶のようなもんだ。かわいそうだが、助からないだろう。そこで君にお願いがある。あの男はまだ女を知らない。こうしてくれないか? あいつの部屋に行き、ドアをノックする。あの男は眠れなくて起きているはずだ・・・」(『ワイルダーならどうする?』

 このエピソードが入っていれば、もう少しリンドバーグという男に人間的な魅力が感じられたような気がします。スチュアートだって、少しは女性とからみたかったに違いありません。
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goo映画翼よ!あれが巴里の灯だ
1957年 アメリカ
監督:ビリー・ワイルダー
IMDbThe Spirit of St. Louis


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