8月1日、アールトの傑作、フィンランディアホールを観た。事前予約のガイドツアーを申し込んでいなかったため、外観のみの見学だったが、素晴らしかった。
設計:アルヴァ・アールト。建設:1962-71年。
エントランス
建物と同じ白い大理石でできている。
最高の立地(Googleマップ-Earth)
ヘルシンキ中央駅からトラムで1駅、ゆっくり歩いても15分ほどで着く。途中には新しくできたヘルシンキ音楽センターがあり、道路の向かいにはフィンランド国立博物館がある。
道路側の外観
フィンランディアホールは、コンサートホール、会議場、会議室、レストランなどの複合施設。
南北にとても長い建物
青い空に輝く白
青と白は、国旗に使われているように、フィンランドのナショナルカラー。外壁は白大理石であるが、北欧の冬の寒さでは凍結するため外装材としてはとても使えない材料である。そこで、国中の関係者が協力して、樹脂を混入した大理石を開発したそうだ。おかげで50年を経た今日でもまばゆい白さを保っている。
会議室のホワイエ
手前の黄色いチェアの後ろにはアールトの写真が掲げられている。
大ホール入口
照明、ドアの取っ手、ゴミ箱…。何から何までデザインされている。
大ホール内部
どうしてもホールの中が観たい。シベリウスの国だ。ここで「フィンランディア」を聴いてみたい。(写真は
「ひだまり設計工房」のブログより引用)
白樺林
建物の白は、白樺林越しにみるとますます映える。