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神戸元町界隈

 「かにかきツアー」に参加するため、今年も関西方面に行ってきた。このツアーは、阪神淡路大震災の復興のために兵庫県に派遣された関東から応援職員と兵庫県職員の懇親の場として、もう20回目の開催となる。日本海のカニと瀬戸内海のカキを食べながらお酒を飲むのが恒例となっている。

 2月6日、ツアーの前に神戸元町界隈を散策してきた。

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兵庫県公館
 1902年(明治35年)に兵庫県本庁舎として建設された。設計:山口半六。1995年(平成7年)4月、私の辞令交付もここで行われた。派遣職員の慰問に来た青島都知事(当時)と会ったのもこの建物の中で、その模様は関西ローカルだけどテレビニュースで流れた。

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兵庫県庁
 第1期は1964年(昭和39年)竣工、設計:兵庫県営繕課。設計は当時の営繕課長が「県の施設は県が設計する。外注はしない」とする方針の元で営繕課が行ったという。この伝統は今も受け継がれ、県の施設の多くは営繕課が直営で設計している。
 平成7年4月に私が赴任したときは、左の第1号館に市街地整備課があったが、まもなく耐震改修のため、私の属する都市住宅部はプレハブ庁舎に移った。
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神戸栄光教会
 曾根中条建築事務所設計の初代の建築は、神戸のシンボルとして親しまれたが、震災で大破した。現在の建物はコンペにより設計者が決まり、2004年(平成16年)竣工、設計:日建設計。

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けんもつ珈琲店
 兵庫県庁に勤務した1年間、よく通った喫茶店。震災後も何度か訪ねているので、マスターは私のことを覚えていてくれた。1杯ずつ精魂込めていれるコーヒーは、とてもおいしかった。

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神戸郵船ビル
 1918年(大正7年)竣工、設計:曾禰中條建築事務所。震災前に耐震補強工事を行っていたため、震災を軽微な被害で乗り越えた。

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海岸ビル
 1918年(大正7年)竣工、設計:曾禰中條建築事務所。震災で全壊認定を受けたが、優良建築物整備事業を適用することにより旧外壁のファサードを再構築し、その上に高層部をのせた。震災復興という機会がなければ、これほどの費用を要する保存はできなかったと思う。改修竣工は1998年(平成10年)、改修設計;昭和飛行機工業、竹中工務店。せっかく設けたアトリウムが活かされていないのは残念だ。

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商船三井ビル
 1922年(大正11年)竣工、設計:渡辺節。内藤多仲による構造設計の建物は、震災にもよく耐えた。

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旧居留地38番館
 1929年(昭和4年)竣工、設計:ウィリアム・メレル・ヴォーリズ。震災前に改修工事を行っていたため無事だった。建物は大丸の所有で、エルメスなどの店舗が入っている。大丸は、このほかにも多くの旧居留地の建物を店舗として展開している。


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ジーニアスギャラリー
 1990年(平成2年)竣工、設計:アラン・カレ(仏)。複合商業施設で大丸神戸店南館と空中デッキでつながっている。モダンなデザインだが、どういうわけか周囲の古い建物とマッチしている。

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Block30
 大丸のカーポート。立体駐車場のコーナーに店舗を設け、周囲の街並みとマッチさせようとした。たしか浜野安宏のプロデュース。こうした都市の作法を踏まえた努力の積み重ねが、今の旧居留地のテイストを醸し出したのだろう。

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旧神戸居留地十五番館
1880年(明治13年)建立、設計:不明。旧居留地内に唯一残る居留地時代の商館。国指定重要文化財。震災により全壊したが、元の建材を使って復元が行われた。1998年完成。

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神戸市立博物館
 1935年(昭和10年)竣工、設計:桜井小太郎。昨年の新国立美術館でやっていた「チューリッヒ美術館展」が巡回している。
まいじょ * 旅行 * 12:20 * comments(0) * trackbacks(0)

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