<< March 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 福島視察記(その2) | main | 神戸元町界隈 >>

須賀敦子を読む

きっちり足に合った靴さえあれば、自分はどこまでも歩いていけるはずだ。そう心のどこかで思いつづけ、完璧な靴に出会わなかった不幸をかこちながら、私はこれまで生きてきたような気がする。(『ユルスナールの靴』)


 昨年11月22日、「須賀敦子の世界展」を観に、神奈川近代文学館に出かけた。そこで感化されたこともあって、今年自分に課したテーマの一つが「須賀敦子を読む」である。生前の刊行物で文庫化されたものはほとんど読んでいるが、全集でオリジナル作品すべてをあらためて読み直そうと決意を新たにする。

2014-11-22 15.05.08.jpg

 この展覧会を観て、須賀敦子の懐の深さに感服した。
 神奈川近代文学館の館内ショップで購入したのが、松山巌著「須賀敦子の方へ」。


 松山巌は、東京芸術大学建築科出身の作家・評論家だが、大の須賀敦子ファンであり、晩年の須賀の最も親しい友人のひとりだった。須賀敦子を偲んでその足跡をたどる旅の国内編にあたるのがこの本。深い交流の密度をさりげなく語る著者の語り口に好感がもてる。続く海外編を待望したい。

 イタリアなど海外を中心に、須賀敦子の足跡を写真で追ったものがこの本。写真も、文章もすばらしい。



 最後に、須賀の足跡をビデオで追いかけたのが、このDVD+本。修道院の静寂が伝わる動画がすばらしい。


JUGEMテーマ:読書
まいじょ * * 20:52 * comments(0) * trackbacks(0)

コメント

コメントする









トラックバック

このページの先頭へ