<< March 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 表参道東急プラザ | main | 野毛「ちぐさ」 >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

スポンサードリンク * - * * - * -

「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」を支援するコンサート

 今日(7月1日)は、「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」を支援するコンサートを聴きに、横浜のみなとみらいホールに行ってきた。ピアニストのスタニスラフ・ブーニンの呼びかけにより実現したコンサートである。

ブーニン
MSN産経より

【出演】
スタニスラフ・ブーニン(Pf)
リオール・シャンバダール(指揮)
ベルリン交響楽団(管弦楽)
天満敦子(Vn)
寺島夕紗子(Sop)
飯塚繁雄、横田滋、早紀江(お話)
洗足学園音楽大学女性合唱団(合唱)
池辺晋一郎(司会)


【プログラム】
1 モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618
2 バッハ/グノー:アヴェ・マリア
3 ドヴォルザーク:我が母の教え給いし歌 Op.55-4
4 シューマン:流浪の民 Op.29-3
5 ポルムベスク:望郷のバラード
6 ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 Op.67「運命」
7 シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54
encole
エルガー:ニムロッド


 天満敦子のバイオリン演奏による「望郷のバラード」は、横田めぐみさんが歌った録音が残されているという、横田夫妻にとって特別の曲であるという。照明を落とした演出も良かった。

 「運命」は第一楽章では、管楽器がはずしたり、音量がやや大きすぎたりして、どうなることかと思ったが、さすがドイツのオーケストラ、ベートーヴェンは十八番だ。徐々にバランスを取り戻し、最終楽章では見事なハーモニーをきかせ、歌声が聞こえるようだった。

 コンサートの目玉はやはりブーニンのソロ、リオール・シャンバダール指揮=ベルリン交響楽団によるシューマンのピアノ協奏曲イ短調であった。ブーニンは、どちらかというとマイペースで、オーケストラが合わせるのがとても難しいタイプのピアニストだと思うが、シャンバダールは何とか合わせることに成功した。

横田夫妻とブーニン
MSN産経より

 プログラムに書かれたブーニンのご挨拶である。

ご挨拶
 震災直後の規律正しくモラル溢れる日本人の姿は、世界中の人々から称賛を寄せられました。しかし一方で、“平和ボケ”と揶揄される、自由や平和に対する無関心さも内外から指摘されるとお聞きします。冷戦時代真只中のソビエト社会に生まれ育った私は、この二つの顔のある国に身を置き、そのアンバランスに戸惑う事もしばしばです。世界に誇る治安の良い日本で起きた拉致事件が1日も早く解決し、そして私達にとって自由と平和が当たり前な、そんな日が来ることを祈っています。
 本日は多くの方々にご賛同頂きました事を、実行委委員会を代表して感謝申し上げます。
ありがとうございました。
スタニスラフ・ブーニン


みなとみらいホール



JUGEMテーマ:音楽
まいじょ * 音楽 * 23:31 * comments(0) * trackbacks(18)

スポンサーサイト

スポンサードリンク * - * 23:31 * - * -

コメント

コメントする









トラックバック

高橋多佳子のシューマン:クライスレリアーナ、謝肉祭、トロイメライ

こんなにゆったりとした気持ちでシューマンのピアノ曲を味わうことができたのは初めてだ。
From クラシック音楽ぶった斬り @ 2012/07/02 11:28 PM

小林研一郎&チェコ・フィルのドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」ライヴ in プラハ

いかにもライヴにおいて燃えまくる「炎のコバケン」の面目躍如たる劇的な名演と高く評価したい。
From クラシック音楽ぶった斬り @ 2012/07/03 12:28 AM

カラヤン&ベルリン・フィルのベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」(1977年スタジオ録音)

この当時のカラヤン&ベルリン・フィルの黄金コンビはまさに全盛期を迎えていた。
From クラシック音楽ぶった斬り @ 2012/07/03 2:48 PM

クレンペラーのシューマン:交響曲第2番、「ゲノヴェーヴァ」序曲

クレンペラーの本演奏におけるアプローチは、悠揚迫らぬゆったりとしたテンポで曲想を重厚に描き出していくというものだ。
From クラシック音楽ぶった斬り @ 2012/07/04 7:57 PM

クレンペラーのメンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」、シューマン:交響曲第4番

クレンペラーの悠揚迫らぬ芸風が顕著にあらわれた素晴らしい名演と高く評価したい。
From クラシック音楽ぶった斬り @ 2012/07/04 8:26 PM

ミケランジェリ&ジュリーニのベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番

ミケランジェリとジュリーニの共通点、それは、両者ともに完全主義者であったことだ。
From クラシック音楽ぶった斬り @ 2012/07/09 3:38 AM

コルトー&フリッチャイのシューマン:ピアノ協奏曲/フリッチャイのチャイコフスキー:交響曲第5番

シューマンのピアノ協奏曲が濃厚さの極みとも言うべき圧倒的な超名演だ。
From クラシック音楽ぶった斬り @ 2012/07/09 3:54 PM

チョン・ミュンフン&ウィーン・フィルのドヴォルザーク:交響曲第6番&第8番

どこをとっても豊かな情感に満ち溢れているのが素晴らしい。
From クラシック音楽ぶった斬り @ 2012/07/09 7:50 PM

トスカニーニ&NBC響のメンデルスゾーン:「フィンガルの洞窟」序曲/交響曲第3番「スコットランド」/シューマン:交響曲第2番

本盤は、トスカニーニの類稀なる指揮芸術の至芸を味わうことができる1枚である。
From クラシック音楽ぶった斬り @ 2012/07/10 4:10 PM

グリモーのモーツァルト:ピアノ協奏曲第19番、第23番、他

モーツァルトの楽曲に特有の、各旋律の端々から滲み出してくる独特の寂寥感の描出についてもいささかも不足はない。
From クラシック音楽ぶった斬り @ 2012/07/11 12:47 PM

仲道郁代&パーヴォ・ヤルヴィのベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番、第2番、第4番

仲道の落ち着き払ったピアノの透明感溢れる美しい響きには、身も心もとろけてしまいそうだ。
From クラシック音楽ぶった斬り @ 2012/07/12 1:12 PM

キーシン&クレメラータ・バルティカのモーツァルト:ピアノ協奏曲第20番

キーシン初のピアノ・ソロと指揮者を兼任した録音で、キーシンの確かな円熟を感じさせる名演だ。
From クラシック音楽ぶった斬り @ 2012/07/13 2:41 PM

テンシュテット&ロンドン・フィルのベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」(1992年ライヴ)

テンシュテットとロンドン・フィルが最後まで相思相愛であったことが痛いほどわかる演奏。
From クラシック音楽ぶった斬り @ 2012/07/15 1:04 PM

ブラームス:交響曲第1番/シューマン:ピアノ協奏曲(ボレット/ロンドン・フィル/テンシュテット)(1984, 1990)

壮絶きわまりない演奏で、とても闘病生活中の指揮とは思えない。
From クラシック音楽ぶった斬り @ 2012/07/15 2:27 PM

バレンボイム&クーベリックのモーツァルト:ピアノ協奏曲第22番

今までに数多くのモーツァルトを聴いてきた人も、この1枚はまた新たな発見をもって聴いてもらえると思う。
From クラシック音楽ぶった斬り @ 2012/07/15 7:38 PM

クーベリック&ベルリン・フィルのドヴォルザーク:交響曲第8番

他の指揮者による名演と比較しても、トップの座を争う名演と高く評価し得るのではないだろうか。
From クラシック音楽ぶった斬り @ 2012/07/17 2:06 PM

ノイマン&チェコ・フィルのドヴォルザーク:交響曲第7番

ファンにとって忘れ難い、同コンビ最後の来日公演からのライヴ・レコーディングである。
From クラシック音楽ぶった斬り @ 2012/07/18 4:25 PM

セル&クリーヴランド管のドヴォルザーク:後期3大交響曲集、他

セル&クリーヴランド管弦楽団によるドヴォルザークの楽曲の演奏はいずれも素晴らしい。
From クラシック音楽ぶった斬り @ 2012/08/24 4:37 AM
このページの先頭へ