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ボリス・ベレゾフスキー

 昨日(5月5日)は、ラ・フォル・ジュルネの東京での最後のプログラム、ボリス・ベレゾフスキーウラル・フィルのコンサートを聴いてきた。

ボリス・ベレゾフスキー
ボリス・ベレゾフスキー

公演番号:316
21:00-22:00
ボリス・ベレゾフスキー (ピアノ)
カペラ・サンクトペテルブルク (合唱団)
ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
ドミトリー・リス (指揮)
チャイコフスキー:イタリア奇想曲 op.45
ボロディン:だったん人の踊り(オペラ「イーゴリ公」より)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18

 ボロディンは私のお気に入りの作曲家で、2曲目の「だったん人(ポロヴェッツ人)の踊り」は最高のロシア音楽の一つだと思う。女性コーラスの洗練された美しいメロディ、それをかき消すかのように土着的な音や男性コーラスによるダンスが加わり、再び美しい女性コーラスが少しだけ違うコードで現れ、また土くさい踊りが加わり、やがて融合する。

 すべてロシア人による演奏と合唱はさすがに迫力があった。これにバレエや舞台装置が加わるオペラ「イーゴリ公」はどんなにすばらしいものか。マリインスキー劇場のガラ・コンサートのDVDで「だったん人の踊り」の部分だけ見たことがあるが、夢のようだった。本物を生で見たいと思った。

 コンサートの締めくくり、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン東京のトリは、ベレゾフスキーによるラフマニノフのピアノ協奏曲第2番である。巨体からほとばしるエネルギーを抑制して柔らかく弾いていたが、テンポは抑えられない。指揮のリスはよくオケをコントロールして合わせていた。これまでに私が聴いたコンチェルト2番の中で最高の演奏だった。

 クラシックの公演には不向きなホールAで、ステージ両サイドのスクリーンに指揮者や演奏者のアップを映し出す試みは面白かった。会場にいながらライブの中継が観られたようなものである。

テレム・カルテット
テレム・カルテット

 昼間、地上広場(中庭)では、テレム・カルテットというロシアの民族楽器集団が、シューベルトやチャイコフスキーをアレンジした楽しい演奏をやっていた。こうしたパフォーマンスを無料で聴くことができるのも、LFJの大きな楽しみである。

チケットの販売状況
5月5日のチケット販売状況

 赤いシールが貼ってあるところはチケット完売であるが、5000人のホールAを除いてほとんど全演目が完売である。

 今年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンも盛況のうちに終了した。ルネ・マルタンさんや関係者の皆さんの努力に感謝する。おかげでよいゴールデンウィーク後半を過ごすことができた。

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まいじょ * 音楽 * 16:03 * comments(0) * trackbacks(2)

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