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2020.03.24 Tuesday
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「美術の話をすると、君は美術本の知識を語る。ミケランジェロのことにも詳しいだろう。彼の作品、政治野心、法王との確執、セックス面での好み...、何だって知っている。
だが、君はシスティナ礼拝堂の匂いをかいだことがあるか? あの美しい天井画を見上げたことがあるか? ないだろう。
君は愛の話をすれば君は愛の詩を暗誦する。だが、自分をさらけ出した女を見たことはあるか?
目ですべてを語っている女、君のために天から舞い降りた天使、君を地獄から救い出す。君も彼女の天使となって彼女に永遠の愛を注ぐ。どんな時も… 癌に倒れても。2ヶ月もの間、病院で彼女の手を握り続ける。医師も面会規則のことなど口に出せない。自分への愛より、強い愛で愛した誰かを失う。その悲しみと愛を君は知らない。今の君が知性と自信を持った男か?
今の君は生意気な怯えた若者。だが天才だ。それは認める。天分の深さは計り知れない。だが絵一枚で傲慢にも僕って人間を切り裂いた。
君は両親がいない。もし僕がこう言ったら、君はどういう気がするのだろう?
“君のなめた苦しみはよく分かる。『オリバー・ツイスト』を読んだから”。
僕にとってはどうでもいいことだ。君から学ぶことは何もない。みんな本に書いてある。
だが、君自身の話なら喜んで聞こう。君って人間に興味があるから。それはイヤなんだろう。君はそれが怖い。あとは君次第だ。」
「妻は緊張するとおならをするヘンな癖が…眠っている時もね。ある夜はその音で犬が目を覚ました。妻は目を覚まして“今のはあなた?”」
ハンセン「君ら、思い出せよ。近代経済学の父アダム・スミスは何と言った?“競合社会では個の野心が公の利益である”。行けよ。口をきいてフラれてこい」
ナッシュ「アダム・スミスは間違っている。」
ハンセン「何だと?」
ナッシュ「皆がブロンドを求めたらどうなる?−−競合するだけで誰も彼女をモノにできない。じゃ女友達を求めるか?−−“本命じゃないのね”とムクれてフラれるだけだ。だから、ブロンドを無視するんだ。そうすれば利益は衝突せず、女友達も気を悪くしない。それで皆、女を抱ける」
ナッシュ「アダム・スミスは言った。“最良の結果はグループ全員が自分の利益を追求すると得られる。”間違いだ。“最良の結果は、全員が自分とグループ全体の利益を求めると得られる”」
「このオスペダアレ・デリ・インノチェンティを見たときに、ぼくは本当に驚いた。この建築がどうしてこんなに美しいのか、と、いろいろ考えてみると、それは、平等の愛すべき幼児のなかに私生児などという差別をする残酷な社会、社会の責任を幼児に負わせるような時代とたたかう新しい時代、新しい社会の美しさです。家庭の子供にはあのように美しい階段はいらないのです。家庭があるかぎり、建築芸術の必要はない。家族が解決することができない問題を、建築芸術が解決するのだ。不幸な母親が川に身を投げる代わりにあの階段を上がって行くように美しい階段でなければならない。川に身を投げるよりもこの階段を上がっていこうというのは、よほど美しい階段でないと、川のほうへ行ってしまうのです。」
(羽仁五郎「都市の論理」)
人もし 汝の右の頬を打たば 左の頬を出せ
『犬の生活』撮影中に、犬に対しても演技指導が厳しく、そのせいで犬が死んでしまったそうです。チャップリンは高野に同じ犬を探してこいと無理難題をふっかけました。やっと見つけて来た犬は、背格好は同じですが、目の周りの班がありません。そこで、高野は犬の顔にメイクをして班を描いたそうです。そのとき犬に何度も噛まれ、高野は「わしゃ、往生したぜ」と言っていたとのこと
大野裕之「チャップリン なぜ世界中が笑えるのか」
「ひとつ、相手の話を黙って聞いてやること。ふたつ、着ている服をほめること、三つ、できるだけおいしいものを食べさせること。」
ワイルダーは、ウィリアム・ワイラー監督にこの映画についての意見を訊いた。「ウィリーはわたしの友達で、本音を聞かせてくれた。「最後のシーンで、オードリー・ヘップバーンはクーパーに話しかけるべきじゃないと思う。黙って列車といっしょに話しかけるべきだ」と言ったよ。そのとおりだな。でも、どうしようもなかったんだ。彼女の唇は動いていたし、パリにもどって撮り直すわけにもいかなかった。」
In my younger and more vulnerable years, my father gave me some advice that I've been considering ever since.
"When you feel like criticising anyone," he told me, "remember that all the people in this world haven't had your advantages."
In consequence, I'm inclined to reserve all my judgements.
まだ若く純真だったころ、生涯忘れえぬ助言を父から受けた。
“誰かを批判したくなったときは、自分の尺度ではなく相手の立場で考えろ。”
以来、私は私見を控えている。
Because, rich girls don't marry poor boys, Jay Gatsby. Haven't you heard? Rich girls don't marry poor boys!
「裕福な女は貧しい男とは結婚しない。知らなかった? 貧しい男とは結婚しないの」
張藝謀は、自己表現できずに耐える1920年代の菊豆に、原題の中国人の姿を重ね合わせて描いた。「今日の中国がいまのようになってしまった根源がこの映画のなかでに描かれている」とインタビューに答えている。揚家の伝統的な規則にすべてを縛られていて、虐待されて息もできないなかで、菊豆は反抗する形で不倫を犯す。しかし、成長したわが子によってすべてを奪われてしまうのだ。“因果応報”を描きたかったという張藝謀だが、反抗し自己主張した結果、少しでも救いがあったら−−と思うのだが、アメリカ映画のように救いを描けないほど、中国の過去と現実は袋小路に入りこんでしまっているということなのか。
(石子順『中国映画の明星 女優篇』)
「君は彼のひと言に負けた。“お願いだ”。でも僕は精一杯やった。誇りに思うよ。僕がいたから君は彼と結婚を決意した。僕の役回りはキューピッドだ」
「I am old! I am old! I am old! I am old!」