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マイケル・グレイヴス

 3月12日、アメリカの建築家マイケル・グレイヴスが亡くなった。


 1988(昭和63)年、私は浜野安宏さんの紹介でマイケル・グレイヴスと会ったことがある。場所は、当時のホテル・センチュリーハイアットのコーヒーラウンジだったと思う。浜野さんは、当時私が担当していたKプロジェクトで、グレイヴスをデザイン監修者のような形で関与させることを考えていたようだ。もしもこれが実現していたら、すごいことになっていたかもしれない。その後、Kプロジェクトは我が社の事情で幻のプロジェクトとなってしまったが、本当に惜しいことをした。

 面談の時、浜野さんがプロデュース、グレイヴスが設計した「アルテ横浜」のスケッチを鉛筆で紙のマットにササッと描いて、プレゼントしてくれた。その時の様子がこれ(↓)である。

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左から、私、浜野さん、グレイヴス

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いただいたスケッチを手にする私

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「アルテ横浜」のスケッチ 一生の宝物になった

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アルテ横浜
 この建物のペントハウスに、浜野さんがオフィス(浜野創造研究所)を設けたことがあり、オープニングのパーティーに私も招かれた。



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マイケル・グレイヴスの代表作「ポートランド・ビル」1982年竣工


まいじょ * 美術 * 09:27 * comments(0) * trackbacks(0)

出光美術館「悠久の美」

 昨日(5月6日)、丸の内の出光美術館で「悠久の美ー唐物茶陶から青銅器まで」の展覧会を観てきた。出光コレクションより厳選した古代青銅器や玉器、古代の陶器類に、宋から明・清時代までの書画・工芸品をあわせた約160件を展示したものである。

悠久の美

 面白いと思ったのは、昔の中国の人々が「復古」を合言葉に、さらに古い時代(殷や夏)の青銅器の様式を陶磁器で再現しようとしたことだ。古代ローマの人々がギリシャの様式にならって建物を建てたり、ルネッサンスにはギリシャ、ローマの古典の「復興」をめざして、西欧の伝統的建築スタイルの原型となったのと似ている。

 それにしても、出光さん、よくあれだけのコレクションを集めたものだ。展示や解説をみると、出光美術館のキュレーターの造詣の深さや能力の高さが分かる。機会があれば、今後別の展覧会もぜひ観ることにしたい。


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まいじょ * 美術 * 22:32 * comments(0) * trackbacks(0)

セガンティーニ展

 今日11月26日の土曜日は、「セガンティーニ展」を観に、新宿の損保ジャパン東郷青児美術館に行ってきた。


アルプスの真昼

 先週のロートレック展と同様、事前にNHKの日曜美術館で予習していたので、観どころは押さえてあった。特に居住地が変わるとともに画風が変わっていくのがよく分かった。私のお気に入りは、なんと言っても、「アルプスの真昼」。この絵を描いたサヴォニンに住んだ頃の明るいアルプスの絵が一番いいと思った。土曜日のわりにすいていたので、独自の色彩分割技法のディテールを間近にじっくりと観られたのもうれしかった。

 セガンティーニ展をゆっくりと見過ぎたため、会場を出るときはアップル・ストアの予約時間を過ぎてしまったいた。液晶に不具合が生じたiPadをみてもらうため、明日、また出直さなければならない。

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まいじょ * 美術 * 20:53 * comments(1) * trackbacks(0)

ロートレック展

 今日、日曜日(11月20日)は、「トゥールーズ=ロートレック展」を観に、三菱1号館美術館に行ってきた。昨日とは打って変わって、小春日和のいい天気だった。

ロートレック展

 NHKの日曜美術館で予習していたこともあり、有名なムーラン・ルージュのポスターなど、想像していたとおりだった。デッサンが上手なのには驚いた。浮世絵の影響を大きく受けていることもみてとれた。

三菱1号館

 復元された三菱1号館(オリジナルの設計はコンドル)。イギリス人建築家コンドルの兄弟が画家でパリに暮らし、ロートレックとも親交があったらしい。音声ガイドの音楽はドビュッシーやサティなど、ロートレックと同時代のフランスの音楽だった。コンドル設計の建物でロートレック展が開かれたのも何かの縁かもしれない。

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まいじょ * 美術 * 20:58 * comments(0) * trackbacks(0)

青春のロシア・アバンギャルド展

 6月21日、渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムで「青春のロシア・アヴァンギャルド シャガールからマレーヴィチまで」展を観てきた。モスクワ市近代美術館のコレクションで、ロシア革命をはさむ1900年頃から1930年代までのロシア・アヴァンギャルドの絵画を中心に展示している。

ロシア・アヴァンギャルド展チケット

 西欧でも広く知られたシャガールは別として、マレーヴィチやピロスマニ、ゴンチャローヴァといったロシアの画家は、私は名前も知らなかったし、今回初めて観る作品ばかりだった。ロシア・アヴァンギャルドという一世を風靡した芸術運動がいかなるものであったか、絵画におけるロシア・アヴァンギャルドとはどのようなものかを概観するには、ちょうどいい展示だった。音声ガイドと作品についた短い解説の内容が充実していたし、カタログも良かった。

マレーヴィチ_農婦 インパクトのあったのは、マレーヴィチの《農婦、スーパーナチュラリズム》だ。「朝日新聞」の「ののちゃん」のお母さん(まつ子)を思わせるような存在感に圧倒される。時代とともに画風やスタイルが変わっても、描いているものがそれほど変わらないのも面白いと思った。大地や農作業をする人々をモチーフに描きたいという気持ちは、革命とかイデオロギーには関係なく、マレーヴィチの中にいつもあったのだと思う。









ピロスマニ_宴にようこそ! 私が最も気に入ったのは、ピロスマニの一連の絵である。特に居酒屋の看板として描かれたこの絵など、何ともいえぬ味がある。日本では加藤登紀子の「百万本のバラ」で歌われた貧しい画家のモデルが、このピロスマニであるとはこの展覧会ではじめて知った。ピロスマニと女優マルガリータをモデルとした歌は、アンドレイ・ヴォズネセンスキーが作詞した「100万本のバラ」(1982)がオリジナルである。





「百万本のバラ」
(日本語歌詞:加藤登紀子 オリジナル作詞:A.Voznesenskij )
小さな家とキャンバス
他にはなにもない
貧しい絵かきが
女優に恋した
大好きなあの人に
バラの花をあげたい
ある日街中の
バラを買いました
百万本のバラの花を
あなたにあなたに
あなたにあげる
窓から窓から
見える広場を
真っ赤なバラで
うめつくして

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まいじょ * 美術 * 14:06 * comments(0) * trackbacks(1)
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